読み物コーナー 店主よしだの『久留米絣への想いと私の宝もの』
3.伝さんの絣が私のところに

確か、13年前頃でした。わたしが久留米絣の収集に夢中になってる事を
しって、学生時代からの友人yさんのお母さんが、『そげん好いとるなら代々家に残っ取る絣ばやるよ。」と。戦争で焼け残っている家の屋根裏部屋にあった布団のかすりです。yさんの町は伝さん、そして、儀衛門さんが住んでた町です。
もらった当時は、恥ずかしいことですが、まさか、伝さんのものとは思いもしませんでした。もう、ない、ということは知っていましたから。素敵だなあ、と思い、いつもどうり、パッチワーク仲間にきりわけてあげました。
何年かたち、伝さんの資料を調べていくうちに、これは?と思い始めました。いろいろ調べた
結果伝さんのものと確信しました。文化財保持者のお二人にも見ていただきました。当時の糸で確かです、ということでした。
いま、その兄弟は、わたしの手元、下さったyさん宅、織り元のkさん宅、残りの布はパッチワーク仲間の手元3,4人のところに分散しています。。皆さん大事にされてるかな。なかには、その事実を、いまだ知らないままの人も、います。
写真の布がそうです。貴重な
久留米の財産をきざみ切った私を、yさん許してください。 伝さんを、親しく感じることが出来るのはこの布のお陰です。
- 久留米絣への想いと私の宝もの
- このコーナーでは店主よしだが久留米絣への想いや井上伝のことなどを不定期更新で綴っていきます。