パッチワークのベスト

パッチワークのベスト

桜の開花が待ち遠しい時期になりましたね。

2月の終わりの写真です。
パッチワークのベストは吉田さんのお手製です。
聞くところによると35年近く前、
病床のお母さんの隣で夜な夜な手縫いしたものだそうです。
古布と吉田縞と加工した藍染めで
組み合わせられたベストは
なんともいえない深い味わいがあります。

当時何枚も作ってお友だちに配り、
最後の1枚を自分用として大切にされてきました。
その後、大きな決意をしてお友だちに譲られ
手元を離れました。
長いお付き合いのお友だちが思い入れのあるベストを着て
訪ねて来られ
たくさんおしゃべりをして楽しかったと聞くと
本当に心が温まります。

そんな手仕事に憧れます。

           井芹